「こんなに小さい子、見たことない!」
「ぬいぐるみみたいで可愛すぎる!」
ふわふわの毛並み、くりっとした瞳、手のひらに収まるほどの小さな体。
ティーカッププードルという響きにも、特別な魅力がありますよね。
ただ、普通のトイプードルとどこがどう違うのか、どんな性格なのか、自分の生活に合うのか…。
周りに経験者がいれば相談できますが、ネットで調べても、サイトによって書いてあることが違うので、ますます混乱してしまうんですよね。
私たちRoyal Tiaraは、毎日たくさんの仔犬たちと触れ合いながら、一頭一頭の個性を大切に育てているトイプードル専門ブリーダーです。
この記事では、ティーカッププードルについて知っておくべき基礎知識を、できるだけわかりやすく整理してお届けします。
あなたの「知りたい」にしっかり応えて、モヤモヤをすっきり解消できるお手伝いをさせてくださいね!
ティーカッププードルとは?正式な犬種?基本を解説

実は、ティーカッププードルという犬種は“正式にはありません”。
驚かれる方も多いですが、“トイプードルの中でも特に小さい個体”を指す俗称なんです。
日本でプードルの犬種登録を管理しているJKC(ジャパンケネルクラブ)では、ティーカッププードルという犬種の認定は行われていないのが現状です。
つまり、ブリーダーやペットショップが「ティーカッププードル」と呼んでいる子も、血統書上ではすべて“プードル”と記載され、登録番号にはトイプードルを表す“PT”という犬種記号が表記されます。
あくまで“小さめのトイプードル”という認識が正確です。
一般的なサイズの目安と名前の由来
では、どのくらい小さければティーカッププードルと呼ばれるのでしょうか?
一般的には、以下のようなサイズが目安とされています。※成犬時
| 体高 | 約20~23cm |
| 体重 | 約2kg前後 |
その名前の由来は、文字通り“ティーカップに入るほど小さい”ことから。
仔犬の頃はカップに入ってしまうほどコンパクトで、その愛らしさは格別ですよね。
ただし、ブリーダーや団体によって異なる
注意したいのは、ティーカッププードルの定義がブリーダーや団体によって異なる点です。
明確な統一基準がないため、ティーカップとして販売されている子でも、成長すると予想以上に大きくなるケースもあります。
中には、トイプードルや他のサイズのプードルから生まれた小さめの個体を、ティーカップとして販売する業者もあるため、信頼できるブリーダーから迎えることが大切です。
ティーカッププードルと他のプードルの違い

実際、ネット上やペットショップでは、さらに細かく“マイクロ”や“タイニー”といった名前も見かけますよね。
ここでは、プードルのサイズ分類について、わかりやすく整理してご紹介します。
4つのサイズを一目で比較する
プードルのサイズは、大きく分けて4種類の呼び方があります。
以下の表で、それぞれの違いを確認してみましょう。
| サイズ名 | 体高 | 体重 |
|---|---|---|
| マイクロティーカップ | 約20cm以下 | 約1.5kg以下 |
| ティーカップ | 約20~23cm | 約2kg前後 |
| タイニー | 約25~30cm | 約2~3kg |
| トイ | 約30~35cm | 約3~5kg |
※一般的な目安のため個体差あり
※トイプードルのJKC基準は体高24cm超~28cm以下
サイズ以外の特徴は基本的には同じ
「見た目はどう違うの?」と気になる方も多いですが、一般的には“サイズだけ”の違いなんです。
ふわふわのカールした被毛、まん丸の目、愛らしい表情…こうした魅力的な特徴は、どのサイズでも共通しています。
毛色のバリエーション(ホワイト、ブラック、ブラウン、レッド、アプリコット、グレーなど)も同じように楽しめますし、基本的な傾向は原則変わりません。
ただし、体が小さい分、骨格が華奢になりやすかったり、寒さに弱かったりと、日常のケアで気をつけるポイントは出てきます。
先にも触れましたが、サイズ基準はブリーダーや販売者によって異なる点には要注意です。
ある販売者が“ティーカップ”と呼んでいても、別のところでは“タイニー”に分類されることもあります。
統一された定義がないからこそ、実際のサイズをきちんと確認することが大切です。
価格や入手の難しさについて
一般的に、サイズが小さいほど価格は高くなる傾向があります。
「マイクロティーカップ→ティーカップ→タイニー→トイ」の順で、希少性が高まるためです。
ただし、価格だけで判断するのは危険です。
高額であることと健康であることは必ずしもイコールではありません。
中には、無理な繁殖や未熟児をティーカップとして販売する悪質なケースも…。
お迎えを検討される際は、価格やサイズの小ささだけでなく、その子が健康的に育てられているか、ブリーダーが信頼できるかをしっかり見極めてくださいね。
ティーカッププードルの性格や飼いやすさは?

「こんなに小さくて、性格はどうなの?」「初めてでも飼えるかな…」そんな不安を抱える方は少なくありません。
見た目の可愛らしさに惹かれても、実際に一緒に暮らせるかどうかは別の話ですよね。
ここでは、ティーカッププードルの性格や飼いやすさについて、現実的な視点でお伝えします。
あなたに合うかどうか、イメージしながら読んでみてくださいね。
ティーカッププードルの性格はどんな感じ?
基本的な性格は、原則トイプードルと変わりません。
賢くて好奇心旺盛、飼い主さまに忠実で甘えん坊。明るく活発な子が多く、一緒にいると本当に癒されます。
ただし、体が小さい分、周囲の刺激に敏感になりやすい傾向があります。
神経質な一面も持ち合わせていて、環境の変化やご家族さまの留守が続くと、ストレスを感じやすい子も。
だからこそ、仔犬期からの安定した生活リズムが大切です。
毛色による性格の違いって本当?
プードルの性格は、毛色によって多少の傾向があると言われています。
「レッドやアプリコットは明るく活発」「ブラックは落ち着いていて賢い」といった印象を持たれる方もいるようです。
ただし、これはあくまで“傾向”。
性格については、親犬からの遺伝の影響と個体差もあります。
参考程度に考えてくださいね。
飼いやすさと日々のお世話のポイント
ティーカッププードルは、初心者の方でも比較的飼いやすいです。
ただし、小さいから楽という意味ではありません。
むしろ体が華奢な分、細やかな気配りが必要になります。
飼いやすいと感じるポイント
- 抜け毛が少なく、部屋が汚れにくい
- 体臭があまりないため、室内でも気にならない
- 賢いのでしつけが入りやすい
- 小さいので室内だけで十分に運動できる
気をつけたいポイント
- 甘やかしすぎると依存心が強くなり、分離不安を起こしやすい
- 仔犬期からのしつけを怠ると、吠え癖や噛み癖がつきやすい
- 定期的なトリミングが必要になる(月1回程度)
- 歯が小さく歯石がつきやすいため、デンタルケアが欠かせない
散歩はどのくらい必要?
散歩は、1日2回、各15~20分程度が目安です。
体が小さいため、合計30~40分ほど歩けば運動不足にはなりません。
ただし、体力には個体差があります。
元気いっぱいの子もいれば、すぐに疲れてしまう子もいます。
無理に長距離を歩かせると、関節や骨に負担がかかってしまうため、その子の様子を見ながら調整してあげましょう。
雨の日や暑い日、寒い日は無理に外へ出なくても大丈夫。
室内で軽く遊んであげるだけでも、十分な運動になりますよ。
小さいからこそ気をつけたい健康管理
健康面で特に注意が必要なのは、以下のような点です。
- 低血糖を起こさないため、食事を小分けにして与える
- 寒さに弱いので、冬は洋服を着せたり室温に気を配る
- 骨が細く骨折しやすいため、高いところから飛び降りないよう注意
- 膝蓋骨脱臼(パテラ)のリスクがあるため、フローリングは滑り止め対策を
日々のちょっとした観察と、「いつもと違うな」と感じたときの早めの対応があれば、多くのトラブルは防げます。
私たちRoyal Tiaraでは、お迎えいただく前に必ず獣医による健康診断とウイルス検査を実施しています。
ティーカッププードルのお迎えに向いている方

「私にも飼えるかな?」そんな不安を抱えながら、この記事を読んでくださっている方も多いでしょう。
ここでは、どんな方がお迎えに適しているのか、現実的な視点で整理してみます。
あなたの今の生活と照らし合わせながら、チェックしてみてくださいね。
【お迎えに向いている方】
- 静かで落ち着いた環境を用意できる
- 在宅時間が長く、常に見守れる環境がある
- 留守番時間が短い、または誰かが家にいることが多い
- 医療費やトリミング代など、継続的な費用を負担できる
- 低血糖や骨折リスクなど、細やかな健康観察ができる
- 温度管理や食事の回数など、日々のケアに時間を割ける
- 犬の飼育経験がある、または初心者でも学ぶ意欲がある
ティーカッププードルとの暮らしは、“時間・お金・気持ちのゆとり”この3つが揃ってこそ成り立つことが多いです。
どれか1つでも欠けると、ご家族さまにもワンちゃんにも負担がかかってしまいます。
一方で、これらの環境が整っていれば、マンションなど限られたスペースでも十分に幸せな生活を送れるのが、ティーカッププードルの良さでもあります。
プードルとの生活は、正しい理解と準備があれば、かけがえのない喜びをもたらしてくれます。
あなたがその一歩を踏み出せるよう、私たちRoyal Tiaraは心から応援しています。
仔犬を検討されている方は、購入先選びや健康チェックのポイントなどについて下記の記事も参考になります。
まとめ:信頼できるブリーダー選びから始めよう

ティーカッププードルとは何か、その基本から性格、飼い方まで、この記事で詳しくお伝えしました。
小さくて愛らしいティーカッププードルですが、健康面での配慮が欠かせないことも理解していただけたでしょうか。
お迎えの第一歩は“信頼できるブリーダー選び”から始まります。
健康的に育てられた子を選ぶことが、あなたとワンちゃんの幸せな未来につながるはずです。
この記事のおさらい
- ティーカッププードルは正式な犬種ではなく、小さいトイプードルを指す俗称
- 体高約20~23cm、体重約2kg前後が一般的な目安(各ブリーダーなどで定義は異なる)
- プードルにはマイクロティーカップ、ティーカップ、タイニー、トイの4サイズがある
- 性格はトイプードルと基本同じだが、体が小さい分、周囲の刺激に敏感で神経質な一面もある
- 初心者の方が飼いやすい面もあるが、細やかな健康管理と経済的・時間的余裕が必要
「この子を迎えたい」という気持ちと、「この子を幸せにできる」という環境、両方が揃っているならぜひ検討してみてくださいね!
お迎えを検討中の方、ご家族さまへ
ティーカッププードルと暮らす日常の小さなやり取りの中には、“家族としての喜び”が詰まっています。
- 朝、あなたの顔を見てぴょんぴょん跳ねる姿
- 名前を呼ぶと全力で駆け寄ってくる純粋な姿
- ブラッシング中に目を細める、信頼の表情
- 膝の上でくるんと丸まって眠る温もり
- ごはんに反応したときのキラキラした瞳
- 散歩の途中で見せる、ちょっと得意げな横顔
そんな瞬間が、毎日を豊かに彩ってくれるはずです。
私たちRoyal Tiaraがお迎えのサポートをする中で、いつも感じることがあります。
それは、“良いご縁”というのは、“偶然ではなく必然”だということ。
愛情をもって育てられた仔犬と、丁寧に迎える準備ができたご家族さまが出会ったとき、その後の暮らしはとてもスムーズに進みます。
もしあなたが今、「迎えたいけど不安…」と感じているなら、その不安を大切にしてください。
不安があるということは、それだけ慎重に考えているということ。
そして、その不安を一つひとつ解消していくことが、本当の意味での準備だと私たちは思います。
気になることがあれば、遠慮なく質問してください。
そして、実際の犬舎での様子をぜひ確かめてみてください。
その後に納得できたときが、お迎えのタイミングです。
ティーカッププードルのお迎えでは、信頼できるブリーダーを見つけることがすべての始まりです。
健康で性格が良く、とびきり可愛い子をお探しなら、私たちRoyal Tiaraにご相談ください!
一つひとつの出会いを大切にしてきた経験から、あなたにぴったりの子をご案内します。
素敵な可愛いプードルとの出会いが、あなたの人生を明るく照らしてくれますように。
そして、その出会いが「運命だった」と笑顔で振り返れる日が来ることを、私たちは心から願っています。




