「寿命は何年くらい?短いって本当?」
「ずっと長く一緒にいられるのかな?」
ティーカッププードルの愛らしさに心惹かれながらも、その小ささゆえに不安を感じている方は少なくありません。
家族として迎える以上、“どのくらい一緒に暮らせるのか”は誰もが気になるポイントです。
可愛いという気持ちと、責任を果たせるかという不安…。
その両方を抱えるのは、命を大切に考えているからこそですよね。
私たちRoyal Tiaraは、とびきり可愛いトイプードル専門ブリーダーとして、健康な仔犬たちを命への敬意を持って育てています。
この記事では、ティーカッププードルの平均寿命や他のサイズとの比較、そして長生きしてもらうための具体的なケアまで、初心者の方にもわかりやすく解説します。
正しい知識があれば、不安は安心に変わります。
あなたとティーカッププードルの幸せな未来のために、少しでもお役に立てれば嬉しいです!
ティーカッププードルの平均寿命はどれくらい?

ティーカッププードルという名前から、虚弱で寿命が短いイメージを持たれやすいのですが、実際のところはどうなのでしょうか?
結論からお伝えすると、ティーカッププードルの寿命は“他のプードルと大きく変わりません”。
ティーカッププードルの平均寿命は12~15年
一般的に、ティーカッププードルの平均寿命は“12~15年”といわれています。
これは全犬種の中でも長寿な部類に入ります。
個体差はありますが、適切な飼育とケアによって、16年、17年と長生きする子もたくさんいるんですよ。
「小さい=寿命が短い」は誤解です
ティーカッププードルの小ささを見ると、
「すぐに病気になりそう…」
「弱々しくてとても心配…」
と感じる方がいるかもしれません。
確かに、体が小さいほど体温調節が苦手だったり、ケガをしやすかったりする面はあります。
でも、これは「短命につながる」ということではありません。
むしろ、日々のケアをきちんと行い、健康管理に気を配ってあげることで、寿命を全うできる子がほとんどです。
大切なのは「小さいから弱い」と決めつけず、「小さいからこそ丁寧に見守る」という姿勢ではないでしょうか。
健康な子を迎えることが何より重要
ただし、正直にお伝えしなければならないこともあります。
すべてのプードルが健康的に育てられているわけではない、という現実です。
残念ながら、
- 無理な交配や未熟児として生まれた子
- 適切な栄養管理がなされていない子
これらの場合はもちろん健康リスクが高まります。
(…ティーカッププードルに限った話ではありませんが)
こうした子は心臓や骨格などに問題を抱えやすく、やはり寿命にも影響が出るでしょう。
だからこそ、信頼できるブリーダーから健康な子を迎えることが何より重要になります。
お迎えを検討する際には、獣医による健康診断やウイルス検査を実施しているか、清潔な環境で育てられているかをしっかり確認してください。
適切な環境で生まれ、愛情をたっぷり受けて育った子であれば、十分に長生きできますよ。
ティーカッププードルの購入に向け、健康な仔犬の見分け方や信頼できる販売元の選び方を知りたい場合は、下記の記事が参考になります。
ティーカッププードルとトイやタイニーの寿命の違い

「ティーカッププードルは、トイプードルより寿命が短いのでは?」そう思われている方も多いと思います。
でも実は、サイズによる寿命に大きな差はないんです。
3つのサイズを比較してみましょう
まずは、ティーカップ、タイニー、トイプードルの違いを見てみましょう。
| サイズ | 平均寿命 | 体重 | 体高 |
|---|---|---|---|
| ティーカップ | 12~15年 | 約2kg前後 | 約20~23cm |
| タイニー | 14~15年 | 約2~3kg | 約25~30cm |
| トイ | 14~15年 | 約3~5kg | 約30~35cm |
※一般的な目安のため個体差あり
こうして並べてみると、体重や体高には明確な違いがありますが、平均寿命に大差がないことがわかりますよね。
どのサイズでも、適切なケアを行うことで、15年以上生きる子も珍しくありません。
寿命を決めるのはサイズではなく育て方
では、なぜサイズが違っても寿命に大きな差が出ないのでしょうか?
ここまでも触れてきましたが、寿命を左右する主な要因は体の大きさではなく、
- 日々の健康管理
- 生まれ育った環境
これらにあるからです。
ただし、極小サイズの子は、骨が細く骨折しやすいなど特有の健康リスクもあるため、より丁寧なケアが必要です。
逆に、体が大きくても、食事や運動の管理が不十分だったり、ストレスの多い環境で過ごしていたりすれば、寿命は短くなる可能性があるでしょう。
私たちRoyal Tiaraでは、たくさんのプードルを育てていますが、どの子も健康であることを何より大切にしています。
もちろん、獣医による健康診断とウイルス検査を実施し、健康な状態でお迎えいただけるよう万全を期しております。
どうかご安心くださいね。
ティーカッププードルを長生きさせるケア6選

ティーカッププードルと長く幸せに暮らすために、ご家族さまができることは何でしょうか?
大切なのは、毎日のちょっとした気配りと継続できるケアです。
特別な道具や高額なサプリメントなどは必要ありません。
ここでは、初めてお迎えする方でも無理なく実践できる“6つのケア”をご紹介します。
適正な食事量と栄養バランスの管理
ティーカッププードルは体が小さいため、ほんの少しの食事量の違いが体調に大きく影響します。
“食べすぎ”も“食べなさすぎ”も、どちらも避けたいところですね。
基本は、総合栄養食と書かれたフードを選び、ライフステージに合ったものを与えることです。
仔犬用、成犬用、シニア用と年齢ごとに必要な栄養バランスが異なるため、成長に合わせて切り替えていきましょう。
仔犬期は特に気をつけたい時期です。
体が小さい子の場合は、3カ月を過ぎても様子を見ながら小分けにして与え続けるほうが、安心なケースもあります。
愛犬の様子をよく観察しながら調整してあげてくださいね。
また、肥満は関節や心臓に負担をかけてしまいます。
「可愛いからつい…」という気持ちはよくわかりますが、適正体重を維持することも愛情の1つですよ。
毎日の歯磨きで口腔ケアを徹底する
「犬の歯磨きってそんなに大事なの?」と思われる方もいるかもしれません。
でも実は、小型犬は歯石がたまりやすく、歯周病になりやすい体質なんです。
歯周病は、口の中だけの問題にとどまりません。
細菌が血液に乗って全身に回り、心臓病や腎臓病といった重大な病気につながることもあります。
だからこそ、毎日のケアが欠かせないのです。
【歯磨きに慣れさせるステップ】
- 1.指にガーゼを巻いて、やさしく歯を拭くことから始める
- 2.口元を触られることに慣れてきたら、犬用歯ブラシにチャレンジ
- 3.最初は前歯だけでもOK。少しずつ奥歯まで広げていく
仔犬の頃から習慣にしておくと、成犬になってからもスムーズに続けられます。
どうしても歯磨きが難しい場合は、歯磨きガムやデンタルケア用品を活用するのも1つの方法です。
室内の温度・湿度を常に適切に保つ
ティーカッププードルは、体が小さく体温調節が苦手です。
暑さや寒さで、すぐに体調を崩してしまうことがあります。
私たちRoyal Tiaraでも、犬舎は24時間空調と定期換気で、快適に過ごせる環境を維持しています。
ご家庭でも、同じように温度と湿度の管理を意識してあげてください。
以下は室温と湿度のおおよその目安です。
| 季節 | 室温 | 湿度 |
|---|---|---|
| 夏 | 25~26℃ | 40~60% |
| 冬 | 21~25℃ | 40~60% |
※住環境などで異なる
暑さ寒さで免疫力が低下すると、病気にかかりやすくなります。
留守番中もエアコンはできるだけつけっぱなしにして、安心して過ごせる環境を整えましょう。
また、季節に応じて犬用の服を着せてあげるのも効果的です。
寒がりな子には温かく、暑がりな子には通気性の良い素材を選んであげてくださいね。
滑りにくい床材で骨折や脱臼を防ぐ
ティーカッププードルは骨が細く、ちょっとした衝撃で骨折や脱臼をしてしまうことがあります。
特に膝蓋骨脱臼(パテラ)は、プードル全般に多い疾患の1つです。
【骨折・脱臼を防ぐポイント】
- よく歩く場所にはカーペットやマットを敷いて床の滑りを防ぐ
- 定期的に爪切りをして滑りにくくする
- 足裏の毛をカットして肉球がしっかり床につくようにする
- 家具の配置を工夫して、走り回っても安全な動線をつくる
フローリングは犬にとっては滑りやすく、関節に大きな負担をかけてしまうので要注意です。
ほんの少しの工夫で、ケガのリスクはぐんと減らせます。
おうちの中で安心して遊べるように整えてあげてくださいね。
高所からの落下を防ぐ環境づくり
「ソファに飛び乗ったり飛び降りたりが好きなんです」というご家族さまも多いのですが、実はこれ、とても危険な行動なんです。
ティーカッププードルにとって、ソファやベッドからの飛び降りは、人間が3〜4メートルの高さから飛び降りるのと同等の衝撃といわれることがあります。
【落下事故を防ぐ工夫】
- ソファやベッドにはペット用ステップを設置する
- 抱っこするときは必ず両手でしっかりと支える
- 小さなお子さんや他のペットと遊ぶときは目を離さない
「ちょっとだけなら…」という油断が、思わぬ事故につながることもあります。
小さな段差でも、つまずいて骨折するケースも多いので注意してくださいね。
定期的な健康診断で病気の早期発見
どんなに気をつけていても、病気やケガをゼロにすることはできません。
だからこそ大切なのが“定期的な健康診断”です。
年に1~2回は動物病院で健康チェックを受け、シニア期(7歳頃~)に入ったら、半年に1回のペースが理想的です。
人間と同じで、早期発見・早期治療が長生きの秘訣といえるでしょう。
【かかりやすい病気】
- 骨折
- 膝蓋骨脱臼(パテラ)
- 低血糖
- 心臓病
- 気管虚脱
- 流涙症
- 外耳炎
日頃から愛犬の様子をよく観察して、「いつもと違うな」と感じたら、すぐに動物病院を受診しましょう。
食欲がない、元気がない、呼吸が荒い…といった“小さなサインを見逃さないこと”が大切です。
また、ペット保険への加入も検討してみてください。
万が一のときに、お金の心配をせず治療を受けられる安心感は、何にも代えがたいものです。
以上、ティーカッププードルを長生きさせるためのケアを6つ紹介しました。
どれも特別なことではなく、日々の暮らしの中でできることばかりです。
ぜひ実践してみてくださいね!
ティーカッププードルについてもっと理解を深めたい方は、下記の記事もあわせてご覧ください。
まとめ:小さな体だからこそ愛情あるケアが大切

ここまで、ティーカッププードルの平均寿命から長生きのケアまでを、詳しく解説してきました。
最後にもう一度お伝えしたいのは、“小さいからこそ丁寧に見守る”という姿勢です。
毎日の愛情あるケアの積み重ねが、その子の未来を大きく変えていきます。
この記事のおさらい
- ティーカッププードルの寿命は12~15年で、中には15年以上長生きする子もいる
- トイやタイニーと比べても寿命に大きな差はなく、日々のケアが長生きの鍵を握る
- 信頼できるブリーダーから健康な子を迎えることで、リスクを大幅に減らせる
- 食事・歯磨き・温度管理・床の安全・落下防止・健康診断の6つを習慣化しよう
「寿命が短いのでは?」という不安を抱えながらこの記事を読んでくださった方も、少しは安心できたでしょうか。
正しい知識を持つことが、その子との幸せな日々への第一歩です。
お迎えを検討中の方、ご家族さまへ
「途中で別れが来るのがこわいな」──そんな思いで、お迎えをためらっている方も多いと思います。
どんな子とも、いつかは別れの日が来ます。
それは、ティーカッププードルに限った話ではありません。
大切なのは、一緒に過ごす時間の長さだけでなく“時間の質”ではないでしょうか。
1日1日を大切に、愛情をたっぷり注いで育てた時間は、ずっと濃密で幸せな時間になるはずです。
私たちRoyal Tiaraは、仔犬を家族として迎え入れた後に続くあなたの生活が、“とても幸せであること”を常に強く願っています。
だからこそ、お迎え後もしっかりサポートさせていただいています。
もしあなたが、ティーカッププードルとの出会いに心が動いたなら。
──その直感を信じてみてください。
そして、信頼できるブリーダーを見つけることは、その幸せな未来を左右する大切な選択です。
失敗しない仔犬選びなら、どうぞ私たちRoyal Tiaraにお任せください!
小さな手のひらサイズの温もりが、あなたの人生にどれほどの喜びをもたらしてくれるか。
きっと想像以上の幸せが待っていると思います。




